東京五輪陸上日本代表の結団式が15日、オンラインで行われた。

今大会には64年東京五輪に次ぎ、2番目の規模となる選手65人が参加。選手団の団長を務める日本陸連の尾県貢会長(62)は「本当のところ五輪、パラリンピックの開催を諦めた時期がありました。世の中の向かい風の中、懸命に努力を続ける皆さんが自己記録、日本記録を出されるのを見て『これじゃいけない。頑張っていきたい』と思う気持ちにさせてもらいました」と歩みを振り返った。

選手には08年北京五輪男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した、日本陸連の朝原宣治理事(49)らから激励動画が届けられた。朝原理事は「本番もぜひ堂々と戦ってもらいたい。ここまで来たら自分の道を信じて、最後まで自分を貫いて、無心で、自分にわくわくして頑張ってほしいと思います」とエールを送り、新型コロナウイルスに揺れる状況下での健闘を祈った。