ホーム 東京オリンピック2020 陸上 ニュース RSS 「ワクワクしすぎ」3時間睡眠 戸辺直人が決勝「予選は通過点」走り高跳び [2021年7月30日21時53分] 通知ON 通知OFF 男子走り高跳び予選 2メートル28をクリアする戸辺(共同) <東京オリンピック(五輪):陸上>◇30日◇男子走り高跳び予選◇東京・国立競技場 72年ミュンヘン五輪以来、49年ぶりの決勝の扉をこじ開けた。男子走り高跳びの戸辺直人(29=JAL)は2メートル28を一発クリアし、上位13人の決勝に残った。陸上のスタート日に日本勢が存在感を示した。 ◇ ◇ ◇約半世紀の間、阻まれていた壁を戸辺は、楽々と越えていった。2メートル28。ふわり浮いた体は、余裕を持ってバーの上を通過した。1回目でしっかりクリア。上位13人による決勝へ駒を進めた。「ほっとしているのが一番。楽しい試合になりました。予選は通過点」。朝は4時半に起床しなくてはいけなかったが、夜は「ワクワクしすぎて」と寝られたのは深夜1時。高揚感の中で、頭は冷静に働かせ、72年ミュンヘン五輪で19位だった富沢英彦以来となる決勝進出を決めた。2メートル35の日本記録を持つ194センチの大型ジャンパーは、ずっと金メダルを目指してきた。昨季はフィジカル面の強化に重点を置き、今季は乱れた技術の修正に力を入れた。今は、その両方がかみ合っていると実感する。もし、2メートル28以降の試技があれば、「自己ベストはいけたのではないかとの手応えもあった。自信がついた」。試合前は踏み切りで足に違和感を覚えたが、問題なく実力を示した。筑波大の大学院では走り高跳びを研究し、博士号も取得している。ずっと五輪の決勝で「金メダル」を取る青写真を描き続けてきた。その舞台は8月1日。計算した道筋を、現実のものと変えていく。◆男子走り高跳び 日本勢の過去最高は、36年ベルリン五輪で矢田喜美雄の5位。過去の入賞者(80年まで6位以内)は、28年アムステルダム、32年ロサンゼルスで2大会連続6位の木村一夫、36年にともに6位だった朝隈善郎、田中弘の4人(延べ5回)。