銀メダルのナゲーエ(オランダ)と銅メダル、アブディ(ベルギー)は、友情で最後の力を振り絞った。最後の直線はチェロノ(ケニア)との3人で2つのメダルを争う接戦。飛び出したナゲーエが、後方を見ながら必死に手招き。アブディが追い掛けて3位となった。2人は内戦下の祖国ソマリアを離れた難民として、別々の国から出場し表彰台に並んだ。ナゲーエは「オランダ、ベルギーだけでなく、ソマリアにも好影響を与えられてうれしい」と笑った。