世界ランキング10位の日本が同1位の米国に敗れ、銀メダルとなった。米国は五輪55連勝を飾り、7連覇を達成した。

頂点には届かなかったが、決勝の舞台で世界女王との真剣勝負を繰り広げた。主将の高田真希は「楽しかった。4月から練習を重ねて乗り越えた結果。みなさんの連日の声援のおかげでここまでこれた」と笑顔を見せた。

司令塔のポイントガードとして活躍した町田瑠唯も、日本として初めてのメダル獲得に「うれしい」と笑顔。「全員で戦えて最高の舞台でした」と決勝の大一番を振り返った。

日本は第1クオーター(Q)からリズムに乗れず、平均身長で約8センチ上回る米国にシュートを次々とシュートをブロックされた。それでも第1Q残り3分から入った本橋菜子が3点シュートを3本決めるなど、前半約9分の出場で11得点と奮闘。流れを引き寄せたが、11点差を付けられ、前半を終えた。

後半に入っても米国の高さに苦しみ、ファウルを重ねてさらに点差を広げられた。メンバーをこまめに入れ替えながら応戦したが、最後は力尽きた。

日本はこれまで五輪は4大会に出場して8強が最高だった。ホーバス監督が17年の就任時から言い続けてきた「金メダル」の目標には届かなかったが、新たな歴史を作った。