サーフィンのプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)に参戦するポルトガルのフレデリコ・モライス(29)が23日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けて東京五輪を棄権すると発表した。25日から千葉県一宮町の釣ケ崎海岸で行われる競技では、1回戦で男子の五十嵐カノア(木下グループ)と同組だった。これにより男子は19人で争われる。

モライスはCT第6戦まで終え11位と、欧州出身選手の中で最高位に付けている。

この日自身のインスタグラムを更新し「新型コロナウイルスのために私は競争することも、国を代表することもできなくなりました」と心境を吐露。それでも「これまでの私の人生は常に1つずつ障害を克服し、満たされてきた。これも例外ではありません」と、24年パリ出場を目指すために準備していくと前を見据えた。