なでしこジャパンが9日、アルガルベ杯が行われたポルトガルから羽田空港に帰国した。

 2年連続の6位に終わり、高倉監督は「攻守ともに積み上げてきたものを確認できたと思いますし、まだ世界で戦うには足りないものがあると全員が感じることができ、すごく意味のある大会だった」と振り返った。

 初戦のオランダ戦を2-6で大敗するも、その後のアイスランド、デンマークに連勝。5位決定戦ではカナダの前に屈したが、初戦後に選手のみで集まって主に守備での修正点を話し合うなど、大会を通じてチームとしての結束はより深まったという。FW岩渕真奈も「いい大会にはなったかなと思います」と話し「大敗はしましたけど、(次戦で)守備を立て直せたところが収穫ですし、攻撃も形になってきている」と手応えも口にした。

 今後は来月1日に長崎でガーナと国際親善試合を行い、同6日から19年フランスW杯出場をかけた女子アジア杯(ヨルダン)へと向かう。高倉監督は「選手には強い自覚を持ってあと1カ月過ごしてもらって、心身ともにベストコンディションで臨みたい」と意気込んだ。