アルビレックス新潟の3連勝はならなかった。上昇のチャンスを逃し、11位から12位に後退した。

 0-1の前半14分、ルーキーのMF渡辺新太(22)が2試合連続ゴール。DF原輝綺(19)の右からのクロスを中央で受け、左足で決めた。結果的にこれが唯一の得点だった。

 前半29分、大分のMF松本怜(30)のクロスをDFソン・ジュフン(24)がクリアできずにオウンゴール。思わぬ失点で大分トリニータに勝ち越しを許し、この1点を返せなかった。

 後半は、たびたびボールを奪っては両サイドで起点をつくり、ゴール前に詰めた。だが、最後の1本が決まらなかった。渡辺新は「ゴールはイメージ通り」と自身の得点の手ごたえを話しながらも、「後半、いい時間帯があったのに追いつけなかった」と表情は晴れない。MF小川佳純(33)は「自分たちで自分たちの首を絞めた。まだ未熟」と、上昇しきれない現状を悔やんだ。