清水エスパルスは1-3でサガン鳥栖に敗れ、今季2度目の連敗を喫した。1点を追う後半6分には、今季初の3失点目。ヤン・ヨンソン監督(57)は「勝ち点3を持ち帰れずに残念」。得点はオウンゴールのみで、攻撃にも課題を残した。

 押し込みながらも、ゴールが遠かった。後半33分に相手選手が2枚目の警告を受けて退場。ロスタイムを含めると、数的優位の状況は15分以上あった。MF河井陽介(28)は「攻撃が単調になり過ぎないように意識していた」。ゴール前を固める相手をパスワークで崩す狙いだったというが、長身のFW鄭大世(34)とFWデューク(27)に効果的なパスが入らず、結果は裏目に出た。

 守備でも、両サイドを狙われ続けた。次戦は、ルヴァン杯で磐田との静岡ダービー。試合後のスタンドには、選手を鼓舞する横断幕が掲げられた。

 「NEXT『DERBY』結果が全て」

 静岡から900キロ以上離れた敵地に駆けつけたサポーターは500人以上。その思いに報いるために、勝つしかない。【神谷亮磨】