Avanzareつくば(茨城)が決勝でたまハッサーズ(東京)を3-0で下し、2年ぶり9度目の優勝を飾った。

 「川村劇場」だった-。エースの川村怜主将(29)が前半9分、鋭いドリブルで相手をかわし、左足シュートでネットを揺らした。後半14分には右足ミドルシュートが幸運にも相手に当たって2得点目を決めた。昨年は大会5連覇を狙っていたが3位に終わった悔しさもこみ上げ「久々の優勝は最高です!! みんなのおかげです。攻守の切り替えが速く、観客の方以上に自分たちが一番面白かった」と興奮気味に振り返った。

 この日は、たまハッサーズの“黒田封じ”に徹した。エースの黒田智成にボールを保持させないようスペースを与えず、プレッシャーを40分間かけ続けた。「今日は相手より走って運動量で勝てば、勝利も見えると思った」と川村主将は言った。

 日本代表は、20年東京パラリンピックでメダル獲得を目指す。代表主将も務める29歳は、サッカーW杯ロシア大会での日本代表の活躍にも刺激を強く受けたという。「僕たちも多くの人に試合を通じて感動を与えたい。20年はすぐやってくるし、準備が全て。負けていられない」と闘志を燃やした。

 3位決定戦では、埼玉T.Wingsがコルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(宮城)に3-0で勝利。大会MVPは川村、得点王は女子日本代表で16歳の菊島宙(埼玉T.Wings)、ベストGKは佐々木智昭(コルジャ仙台)が選ばれた。