前節までJ1最下位のサガン鳥栖は、金明輝監督(38)新体制下初のJ1戦を白星で飾り、3月17日ジュビロ磐田戦以来、7試合ぶりの2勝目を挙げた。

前節まで10試合で総得点1、6試合連続無得点から攻撃の立て直しを図って臨んだ下位対決のG大阪戦。前節まで計19失点の相手に対し、鬼気迫るプレーで主導権を握って迎えた前半16分に先制だ。左CKを元バルセロナMFイサック・クエンカ(28)が完全フリーで今季2号を頭で決め、前半を1-0で折り返した。

後半も勢いのまま鳥栖が加点した。同27分、相手ハンドで奪ったPKをFW豊田陽平(34)がゴール左に決め、さらに同45分にもMF原川力(25)がダメ押し点を奪った。G大阪はロスタイムに1点を返すのがやっとで7戦未勝利となった。