浦和レッズのエースFW興梠慎三(33)が、残留争いのゆくえを左右する大一番、敵地サガン鳥栖戦を欠場することが決まった。

定位置の先発どころか、控えメンバー7人にも名前はなし。ACL準々決勝の上海上港戦など、積み重なった痛みを抱えながら今回も現地には同行していたが、試合当日になって大槻毅監督(46)がベンチ外という苦渋の決断を下した。

チームは25日に天皇杯4回戦でJFLのホンダFCに敗退。リーグ戦は15位に沈んでおり、この日は16位の鳥栖と直接対決する。勝ち点4差の“裏天王山”。ここまでチーム得点王の11ゴールを挙げている興梠が、温存以外では今季初めてリーグ戦で不在に。より総力戦の様相を呈してきた。