202センチ、96キロの超大型GK“ネージャ”が守護神争いに参戦する。

ポルトガル1部ポルティモネンセのU-23チームからJ1ベガルタ仙台に新加入したGKストイシッチ(23)が12日、新型コロナウイルス感染防止措置による14日間の待機期間を経てチームに合流。

その後、オンラインで入団会見に臨んだ。

愛称は“ネージャ”、セルビア出身のストイシッチは過去に20~30日ほど日本に滞在し、2クラブの練習に参加した経験がある。「日本に最初来たときにここに戻ってきたい、もしかしたらここに戻ってくるかもしれないという感情があった」。母国のクラブから複数のオファーがあったが「10カ月待ってでもここに来たいと思っていた。自分にとってすごくいいオファーで、いいストーリー。このクラブにたくさんのものを与えたい」。加入内定から約3カ月。ようやくスタートラインに立った。

ミスターストイックだ。「自分の人生はとてもシンプルなもの」とトレーニングして休息、ジムに行って休息を日々繰り返しているといい、「いつでも準備できているし、いつでもいける状態」と合流は遅れたものの、万全を強調する。

仙台にはJリーグ屈指の守護神で“クバ”ことGKスウォビィクが在籍しているが「彼と競い合えるのは非常にいいことだし、彼から学ぶものはたくさんある」。ポーランド出身の同僚をリスペクトしながらも「このクラブで正GKになりたい」。絶対的守護神の牙城を切り崩し、スタメン争いを制する覚悟だ。【山田愛斗】