28日のルヴァン杯1次リーグB組第4節のヴィッセル神戸-大分トリニータ(ノエスタ)は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言(25日~5月11日)により、対象地域にある兵庫県で最初の無観客試合になる。

試合前日の27日、神戸FW藤本憲明(31)がオンライン取材に対応。J1リーグ戦では今季ここまで7試合無得点で、ルヴァン杯も3試合で得点がない。結果が欲しいベテランFWは、1次リーグ突破へ、1勝2敗で正念場に立たされた大分戦の先発が濃厚だ。

来場できないサポーターのためにも、藤本は「勝ちにこだわり(J1)リーグ戦につなげていきたい。ルヴァン杯のメンバーでしっかり勝って、自分たちもリーグ戦にかかわっていくためのアピールをしたい」と意気込んだ。

右大腿(だいたい)部の手術から復帰秒読みの主将MFアンドレス・イニエスタ(36)に関しては、三浦淳寛監督(46)は「めちゃくちゃ元気です。みなさんが想像しているプレーも(練習から)ひんぱんにピッチで出ている。(復帰は)時間の問題なので楽しみにしていてください」と説明。ゴールデンウイーク中か連休明けの今季初出場を示唆した。