北海道コンサドーレ札幌の最古参が記録を刻む。MF宮沢裕樹(31)は19日大分戦(札幌厚別)でリーグ戦通算415試合目の出場となる。クラブ歴代最多MF砂川誠に並ぶ記念すべき試合だ。18日、札幌・宮の沢で前日練習に参加し「試合が終わった時にその記録を喜べる結果を出せれば」。勝利で飾るつもりだ。

08年に室蘭大谷(現北海道大谷室蘭)から入団して札幌一筋、クラブ最長の14季目。新人時代はFWだったが、今ではCBまでこなす万能型に成長した。「いろんな監督と出会って、自分のポジションも変化。今まで携わってきた人に感謝」。交代する監督やトレンドへの適応能力の高さがJ1で165試合、J2で249試合出場につながった。「もっともっと自分として記録を塗り替えていきたい。そのモチベーションは高い」という。16年から主将を務め、チームのまとめ役だ。

クラブは大分にはJ1で未勝利(3分け3敗)。3週間ぶりに再開するリーグ戦へ「大分にはなかなかいい結果を出せていない。まずは勝つ。いい戦いが出来るんじゃないか」と自信をのぞかせていた。【保坂果那】

○…ペトロビッチ監督(63)が油断を警戒した。チームは5月16日川崎F戦(0●2)を最後に公式戦7試合負けなしだ(4勝3分け)。好調だが、前日17日から2日連続ミーティングを実施。「内容的にもいい戦いをして結果も残している。だがその結果で浮かれていては痛い目にあう」と訴えていた。今季初のリーグ戦2連勝がかかる。