FC東京の30歳FW仲川輝人が、今季初の連勝をチームにもたらした。

前半8分、中央からドリブルで持ち上がったFW渡辺のパスを受け、ペナルティーエリア内で右足を振り抜く。DFの股を抜き、ゴール左下を射抜いた。

「いいコースにいってくれた。狙い通り」

19年にJ1得点王とMVPに輝いたベテランは納得の表情を浮かべた。

アルベル監督の東京は、ボールを保持してゲームを支配するスタイル。前がかりに厳しいプレスをかける新潟に手を焼いたが、苦しい時に個々のスピードを生かしたカウンターが生きる。

「ビルドアップだけじゃなく、今日のような点をうまく生かしたい」。以前からFWディエゴ・オリヴェイラを中心に武器としてきた速攻。今季から仲川も加わり、その威力は健在だ。

仲川は後半22分に交代した後も、ベンチから飛び出してピッチの仲間に声をかけた。

「(前所属の)マリノスで培ってきたものでもある。声かけで、ポジショニングの1つでも変わるものがある」

それは36歳の長友も見せる姿だ。

ピッチ内外に関係なく身を粉にする経験者たちに引っ張られ、チームはここから巻き返しを図る。【岡崎悠利】