浦和レッズはFWホセ・カンテ(32)の3戦連発弾を守り切り、湘南ベルマーレに競り勝った。

センターバックは、DFホイブラーテンが累積警告で出場停止。DF岩波拓也(29)が今季、リーグ戦で初先発し、DFショルツとのコンビで湘南の攻撃を無失点で抑えた。

岩波は今季、カップ戦では先発していたが、リーグ戦はこれまで、16分間の出場にとどまっていた。折れそうな心を支えたのは、西野努テクニカルダイレクターの言葉だった。「今は出番がなくて苦しいと思うけど、自分がプレーしたときにどういうパフォーマンスを出せるかが選手としての価値なのではないか」。1カ月ほど前、2人で話したときにかけられた言葉が、心に響いた。

18日の前節名古屋グランパス戦でホイブラーテンが警告を受け、この1週間「この1試合にかける」という強い思いを持って準備に励んできた。22日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)予選・理文(香港)戦でもフル出場。中2日の厳しい日程だったが、2試合連続で無失点の結果を残した。

「ACLの前に実は少し足を痛めていて。正直、嫌な感じはあったんですけど、ここを逃すとチャンスが来ないだろうと思った。いろんな人の手を借りて今日に合わせて、試合前にはかなりいい状態まで持ってこられた。いろいろな人が助けてくれた」と周囲のサポートにも感謝を口にする。「出ればやれることは証明できた。まだまだ自分も選手として死んでいないことを証明できた」と手応えを口にした。