川崎フロンターレがFC東京との“多摩川クラシコ”を制し、J1通算350勝目を挙げた。673試合目での達成は、鹿島アントラーズの600試合に次ぐ史上2位のスピード記録。王手をかけてから6試合足踏みが続いたが、後半9分にマルシーニョのゴールで先制すると、その1点を守り切って、大台に乗せた。
鬼木達監督は「ちょっとそこは意識していなかった」と笑いつつ「チームの歴史だと思う。いろんな人がこのチームに携わって成し遂げたこと。そういうところに自分たちも関われることはうれしく思います」と素直に喜んだ。
川崎フロンターレがJ1初勝利を挙げたのは、2000年4月1日。J1昇格4試合目のヴィッセル神戸戦だった。アウェーだったが、今野章のゴールで1-0で歴史的な1勝を挙げた。
そこから23年。翌01~04年まではJ2で過ごしたが、05年からは一度もJ2に降格することはなく、J1を4度、天皇杯、ルヴァン杯をそれぞれ1度制覇。常勝軍団となった。
7月15日の横浜F・マリノス以来、リーグ戦で勝利がなかったが、ぶれることなく練習からハードワークを続け、長いトンネルを抜けた。
鬼木監督は「目の前の一試合に勝つことに必死でした。ただそれがそうやってやれることも幸せ。とにかく勝ちの喜びを1回でも2回でも多くサポーターの方、選手と喜び合いたいなと思います。351勝目を目指して頑張りたいなと思います」。歴史を積み重ね、さらなる高みを目指していく。【佐藤成】



