J3のFC大阪は21日、東大阪市花園ラグビー場で来季指揮を執る大嶽直人監督(55)の就任会見を行った。
大嶽監督は、近藤祐輔社長(37)、岡崎将太副社長兼GM(41)とともに会見に出席。「コンパクトで攻守において隙のない、アグレッシブなプレーで勝利をつかむチームを目指していきたい。一丸となって東大阪というフットボールの街を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
現役時代は、横浜フリューゲルスや京都パープルサンガ(当時)でプレーし、日本代表として国際Aマッチ1試合に出場。01年の現役引退後は指導者として、京都のトップチームや下部組織、女子の伊賀FCくノ一などで指揮を執り、22年から23年8月まではJ3の鹿児島ユナイテッドで監督を務めていた。
指導者として影響を受けたのは、日本代表初の外国人監督だった指揮官だという。「(ハンス・)オフト監督の指導が身に染みている。一番やらなきゃいけないところを教えてもらった」。92~93年に日本代表、98年に京都で指導を受けたオランダ人指揮官からは「戦うところ、トライアングル、パス&コントロール、視野のアングル。当たり前のことだけど、それができないと次に進めない」とサッカーのベースを学んだ。自身の指導の土台になっているという。
新天地でのサッカーについては「ハイプレスを入れて、重心を前にした戦いをしたい。アグレッシブでインテンシティー(強度)の高い戦い。攻撃が最大の防御になるようにやっていきたい」と宣言。工場の多い東大阪という地域を踏まえて「職人の街でもあるので、職人プレーヤーもつくりたい」と話した。
今季のJ1では、吉田孝行監督(46)率いるヴィッセル神戸が優勝。横浜時代チームメートだった指揮官の悲願達成からは、刺激を受けた。
「最後は自分もホッとした(笑い)あれだけメンバーをうまく使って勝ったのは素晴らしいと思う」
自身とも似たサッカーを志向することもあり注目していたが、次はFC大阪からインパクトを与えるつもりだ。
今後に向けて大嶽監督は「ガンバやセレッソにも負けないチームをつくっていきたい。大阪の笑いにもついていけるようにして、地域にも貢献して、最後は皆さんと笑えるシーズンにしたい」と話し、来季の躍進を誓った。【永田淳】



