Kリーグを3連覇し、昨季のACLで決勝トーナメントに進出した全北が10日、慶南MF邦本宜裕(たかひろ=22)の完全移籍での加入を発表した。

東京オリンピック(五輪)世代の邦本は浦和レッズのユース出身で、15年からアビスパ福岡でプレーしていたが、契約違反などで17年途中に退団。18年から拠点を韓国に移した。昨季のACL1次リーグでは鹿島アントラーズと同組となり、アウェーでの鹿島戦で決勝ゴールを決め、視察に訪れていた五輪代表監督を兼任する森保一日本代表監督に存在感をアピールした。

Kリーグで昨季まで63試合7得点4アシストをマークした邦本を、クラブも公式サイトで「Kリーグ最高のテクニシャン」と高評価。韓国代表MFキム・ボギョンと最強の攻撃的中盤を形成すると期待している。

邦本は自身のツイッターで「もっともっと自分をステップアップして、チームのために頑張っていきます!」と意気込みを示した。

全北はACL1次リーグでJリーグ王者の横浜F・マリノスと同組。