ミラノダービーとなった欧州CL準決勝は、09-10年シーズン以来4度目の欧州制覇を狙うインテル・ミラノが2-0でACミランに先勝した。インテルは前半8分にCKからジェコが先制。3分後にムヒタリャンが追加点を挙げた。その後は過去7度優勝のACミランの反撃をしのいで逃げ切った。第2戦は16日に行われる。

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インテル・ミラノが試合巧者ぶりを発揮して、立ち上がりにいきなり2点をリードした。前半8分、チャルハノールの左CKに、ゴール前のジェコが左足を合わせて先制。3分後には左サイドのディマルコからパスを受けた中央のムヒタリャンが、ドリブルでそのままボックス内に進入。GKとの1対1を制してチーム2点目を決めた。

いずれもACミランのマークが甘く、ジェコは相手を抑えながら左足を振り、ムヒタリャンは追ってきたトナーリをスピードで振り切ってシュートを打った。したたかに相手の弱点を突いた形だ。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたムヒタリャンは「最初の1分から、我々は勝利への欲求を持ってプレーした」と胸を張った。

加えてインテルのインザギ監督は試合後、得点した2人を褒めつつ「交代選手のおかげでいい結果をつかめた」と強調した。相手の反撃を受けた後半、ムヒタリャンに代わって入ったブロゾビッチが中盤で強度の高い守備を見せ、ジェコに代わったルカクは馬力を生かして前線で時間を稼いだ。チームの一体感が生んだダービー戦での勝利だった。

CLでのライバル対決は3度目。02-03年の準決勝、04-05年の準々決勝はいずれも苦杯をなめた。優位な状況で第2戦に臨むが、インザギ監督は「まだやるべきことがある。次が大切だ」と話し、ムヒタリャンも「第2戦に向けてできる限りの準備をしなければ」と気を引き締めた。