【カーソン(米カリフォルニア州)8日(日本時間9日)=斎藤庸裕】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本代表の主将を務め、米プロリーグMLSのギャラクシーに加入したDF吉田麻也(34)が、本拠地のあるロサンゼルス近郊のカーソンで記者会見した。その後、米大リーグで大谷翔平が所属するエンゼルスとジャイアンツの試合で始球式を務め、歓声に笑顔で応え、堂々の“米国デビュー”を果たした。
吉田が、早くも背番号4のユニホーム姿を米国で披露した。プロデビューした日本から数え6カ国目の挑戦。しかし、新たなユニホームがちょっと違う…。胸に「ANGELS」。晴れ舞台はピッチより先に、メジャーのマウンドだった。
会見後、大谷が出場したエンゼルス戦に招かれ、堂々の始球式。捕手役を務めたエ軍の左腕サンドバルに向かって、ノーバウンドで大役を終えた。その後、笑顔で記念撮影。大谷との2ショットはなかったが、サッカー一筋のDFは、そのまま球場で人生初の野球観戦。大きな刺激も得た。
入団会見では、「日本人の方たちに誇りに思ってもらえるような活躍をしたいですし、みんなを元気づけられるような活躍ができたら。例えば、大谷選手だったり八村選手というのはそういう存在であることは間違いないですし、自分もそういう存在になれるように、パフォーマンスで日本を盛り上げていけたらなと思います」と決意を述べた。
主将を務めた昨年のW杯以降、日本代表に招集されていないが、新天地でもう1度挑戦する。「直近の目標は、いいパフォーマンスをし、(来年1月開幕の)アジア・カップ(で日本代表)に入ること。1年1年が勝負」とはっきり口にした。
MLSはメッシ加入などで盛り上がるが、欧州、中東、日本、南米と、多くのオファーからの米国行き。「欧州から出る選択は簡単ではなかった」とした上で「情熱が燃えるかどうかが大切だった」と決断の理由を話した。
現地8日、日本時間9日は長崎出身で故郷を大切にする吉田にとって、1年で最も重要ともいえる特別な長崎の「原爆の日」。SNSで世界平和を祈るメッセージを発信することも忘れず、節目の日から米国でスタートを切った。
-DF陣は若い。リーダー的な役割も求められる
吉田 そこが、クラブが求めている部分でもある。他のクラブでも代表でもそうしてきた。でも、第一に自分がよいプレーをする必要がある。20日の試合(ソルトレーク戦)でデビューできるよう、その試合でよいパフォーマンスを見せられるよう、準備したい。
-クラブの印象
吉田 施設はもう素晴らしいのひと言。イギリスのチームのように、オーガナイズがしっかりしていて、すごく感銘を受けました。
-ここロサンゼルスでやるという決断の理由
吉田 誰もやったことのないところで、チャレンジする、誰もやったことのないことに対して、自分が道を開くっていうのは1つのモチベーション。まずアメリカでも、(日本人センターバックで成功する)そういう道を開ければいいなと思ってます。

