【マドリード(スペイン=高橋智行通信員】アトレチコ・マドリード(スペイン)はホーム20連勝となる、クラブ史上の公式戦連勝記録に並んだ。ラツィオ(イタリア)を2-0で破り、グループ首位突破も決めた。

スペインリーグ3位のAマドリードは、10日に勝利したアルメリア戦から4人を変更。モラタやコケといった主力を温存し、3-5-2で戦った。

対するラツィオはセリエAで10位と低迷中。多数の主力が欠場する中、9日に引き分け、公式戦の連勝が3でストップしたベローナ戦から4人を入れ替え、4-3-3で臨んだ。日本代表MF鎌田大地は公式戦2試合続けてベンチスタートとなった。

すでに決勝トーナメント進出を決め、E組首位通過を懸けた2チームの戦いは立ち上がり、Aマドリードが優勢にプレーし、前半6分にリーノのマイナスのパスからグリーズマンがゴール前でダイレクトで合わせて先制点を記録した。

その後、Aマドリードが無理に攻めなくなったことで、ローマから駆けつけた約3500人のサポーターの熱い声援を受けたラツィオが主導権を握る。しかし、ザッカーニやゲンドゥージなどがゴールを狙うも、今年2月以降、難攻不落の要塞と化しているシビタス・メトロポリターノで得点を挙げることができない。

引き分け以上の結果で十分なAマドリードは前半25分過ぎに流れを取り戻し、同32分にリーノが個人技からシュートを打つが、惜しくもGKにセーブされた。

続く前半38分、モリーナが右サイドから上げたクロスを、エルモソがファーポストで合わせてゴールネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)確認後、ゴール前に残りGKの視界を妨げたリーノがオフサイドを取られてノーゴールとなった。

2点を奪われなければ首位通過が決まる状況のAマドリードはハーフタイム、エースのグリーズマンと守備の要ヒメネスを下げて後半をスタートした。

立ち上がりから激しいプレスをかけていき、後半6分にデパイがポストプレーで戻したボールをリーノがダイレクトで合わせ、追加点を記録した。

Aマドリードが主導権を握る中、次々と選手交代を行なったラツィオは18分に鎌田を投入。その直後に反撃を開始し、後半19分にアンデルソン、同24分にカステジャーノスがシュートを打っていくが、GKにセーブされた。一方、Aマドリードは同28分、デパイのFKをGKが弾いた後、モラタが詰めるも枠を捉えられなかった。

終盤、Aマドリードが後ろに引いたため、ラツィオが攻勢を強めたが、決定的チャンスを作れず、最後までゴールを奪えなかった。

E組首位対決は、終始試合をうまくコントロールし、たAマドリードに軍配が上がった。

16-17年シーズン以来となる首位通過を達成。敗れたラツィオは2位で決勝トーナメントに進むことになった。