ベルギー1部ゲンク加入が決まった鹿児島・神村学園のDF吉永夢希(18)が14日、羽田空港から出国した。同校の1年先輩のFW福田師王(19=ボルシアMG)に続き、高校卒業後、Jリーグを経由せずに欧州に挑戦。1日に同校を卒業し、人生で初めて髪を染め、金のハイライトを入れた。「海外挑戦も初めてなので。髪色も変えようかなと」と笑い「楽しみな気持ちでいっぱい」とワクワク感を口にした。

高校最後の大会となった全国高校選手権は、準々決勝で準優勝の近江(滋賀)に3-4で敗れた。吉永は1得点挙げたが、後半ロスタイムに失点。「最後、自分のところでやられたので…」。大会から1週間は悔しさと反省の日々だったという。

その後は、筋力トレーニングや自主練習に励み、コンディションを整えてきた。ゲンクでは、セカンドチーム(2部)からスタートする。「まずは環境に慣れて、1年でしっかりトップに上がれるように頑張りたい」と意気込んだ。

先輩の福田は、高校卒業後に渡欧し、ボルシアMGのU-19でプレー。1年も経たない今年2月にトップチームデビューを果たした。吉永は「一緒にやっていたので、すごいと思いますし。あれだけ注目されながらも結果を残し続けているので尊敬している」。福田にもらったサインとスパイクは宝物として、ベルギー行きの荷物に詰めた。

ゲンクではサイドバックが主戦場になる。「クロスやスピードをもっとあげて、守備面もしっかり強化したい」。A代表の左サイドバックは、W杯アジア2次予選・北朝鮮戦で、37歳のDF長友佑都が返り咲いた。逆に、新戦力が出ていないのも現状だ。それだけに「しっかり年を重ねるごとに成長してA代表に入りたい」と大きな目標を掲げ「25年のU-20ワールドカップ(W杯)と、28年のロサンゼルスオリンピック(五輪)は自分の代なので。そこは絶対に入らないと行けない」と掲げた。【岩田千代巳】