[ 2014年2月14日8時47分

 紙面から ]ソチ空港で取材に応じるジャンプ女子の、左から伊藤、山田、高梨

 ノルディックスキー・ジャンプ女子4位の高梨沙羅(17=クラレ)ら女子代表が13日、ソチ空港から日本に向けて出発した。高梨は日本選手団の公式スーツに身を包み、表情を崩さずにスーツケースやスキー板など大量の荷物を運んだ。「(五輪は)後悔する気持ちもあるので、ソチで出来なかったことをW杯へ引きずらないように練習して、レベルアップしたいです」と、2季連続の総合優勝がかかるW杯に向けて気持ちを切り替えようとしていた。

 11日の試合を終え、翌12日はチームメートの伊藤と山田はノルディックスキー複合の個人ノーマルヒルの応援に行ったが、高梨は山田コーチらとゆっくり過ごしたという。今季、実戦を積むためW杯初戦から休みなく転戦を続けてW杯は13戦で10勝。帰国後はしばらく休み、国内合宿を行ってから3月1、2日のW杯(ルーマニア)に向けて出発する予定。山田コーチは「総合優勝がかかっているので、また調整する」と話した。高梨も「W杯が続くので、全力で臨みます」と前を向いた。