[ 2014年2月15日9時23分

 紙面から ]到着ロビーで横断幕を横目に、帰国する高梨(左から2人目)らジャンプ女子陣

 女子ジャンプの高梨沙羅(17=クラレ)が14日、ソチからドイツ経由で帰国した。11日の競技は4位となり、金メダルを持ち帰ることはできなかった。しかし横断幕が掲げられるなど、約200人が到着ロビーで出迎える様に「こんなにたくさんの方が出迎えてくれると思わなかった」と驚いた様子をみせた。

 「金メダル確実」という国民の期待を一身に背負った。その重圧からか、五輪では本来のジャンプができなかった。「今回は自分の力不足を痛感させられました。精神面も鍛え直して、もっともっとレベルアップしたいです」と今後の糧にすることを誓った。

 この日は雪の影響もあり、北海道には戻らず、都内に移動した。次戦はルーマニアで行われる、3月1日のW杯の予定。「まだW杯は続くので、きちんとリベンジしたいです」と意気込む。

 結果が出せなくても、多くのファンから健闘をたたえられた。「真っ先に頭に浮かぶのは、感謝という言葉です。たくさんの方々に応援していただいたのに、自分のベストを尽くせず、結果も出せなかったので、本当に申し訳なく思います」。声はやや小さいながらも、気丈に話した。