全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮=8区間106・8キロ)の号砲を翌日に控えた6日、監督会見がオンラインで行われ、3年ぶりの制覇を目指す青学大の原晋監督(54)は恒例の作戦名を「男前大作戦」と発表した。

原監督は「27チーム中、1番のイケメンぞろい。(最終8区にエントリーされた)飯田選手はチーム1の男前。『男だろ!』の掛け声の前で走りたい。優勝を目指して頑張ります」。昨年の優勝校、駒大の大八木弘明監督(63)の選手への名物的掛け声を引き合いに、打倒駒大を意識し、意気込んだ。

一方、駒大の大八木監督は「目標は3位以内」と控えめに掲げた。出雲駅伝前に故障した鈴木芽吹(2年=佐久長聖)が出雲に続き、今大会もメンバーから外れたこともあって、大八木監督は「ベストメンバーで臨めなかった」と説明。レース展開のポイントに「前半は流れに乗って後半勝負。1位に近い3位以内を狙って頑張りたい」とした。

10月の出雲駅伝初出場で初優勝し、勢いに乗る東京国際大の大志田秀次監督(59)は目標を「チーム最高位の3位」とした。「他大学と競り合える戦力が整ってきたが、全日本大学駅伝は優勝ではなく、選手の力を出せることが大事。伸び伸びと選手が走ってくれれば」と話した。