頑張れブノワジャパン! 自転車トラックチームは現在、インドネシア・ジャカルタで開催中のアジア自転車競技選手権(アジア選)に参戦している。東京五輪出場へのポイント獲得に重要な大会。直前に行った米国・マイアミでの強化合宿の成果もあり、9日に行われたチームスプリントで早速金メダルを獲得した。

東京五輪の自転車競技の代表になるためには、世界選手権や全6戦のワールドカップ(W杯)などの成績ポイントで出場枠を獲得しなければならない。アジア権はポイントが獲得できる大チャンスで、早速チームスプリントで金メダルを獲得した。

ケイリンでは男女とも好結果が期待される。W杯第1戦で脇本雄太がケイリンで金メダルを獲得、小林優香も女子短距離初の銅メダルを手にした。強豪ヨーロッパ勢を相手に結果を残してきた以上、表彰台は確実としたい。

今回のアジア選に備え、ブノワジャパンは米マイアミで約3週間の強化合宿を組んで本番に挑んでいる。昨年12月24日、帰国したブノワHCは「とても、とても厳しいトレーニングをしてきた。まあ、見ていてくださいよ」と自信をのぞかせた。

昨年1月にもマイアミ合宿を行った。帰国後の選手たちは「疲れがある」とこぼしていたが、今回は違う。帰国直後、12月30日のKEIRINグランプリに出場し、3着だった新田祐大は「やっぱり耐性ができていたせいか、今回は(疲れは)それほどでもなかった」と言う。また、ケイリンでのメダルに期待がかかる小林優香は「合宿の3週間はすごくハードなトレーニングをして力がついたなと実感したので、アジア選が楽しみですね」と意欲を見せていた。

小林はケイリンでは確実にメダルを、スプリントでも表彰台に立つトップ3入りへ照準を定める。大会は13日まで。10日には男子ケイリンなどが行われる。日本勢の活躍に注目だ。