日大アメリカンフットボール部監督・コーチ選考委員会は7日、新監督に元立命大コーチの橋詰功氏(55)の就任を発表した。コーチには近大出身でIBMコーチの泉田武志氏(40)が就任。2人は69人の応募者の中から内定していた。

 関東学生連盟から反則問題による今季出場停止処分は解除はされなかったが、指導者選考はおおむね適切の評価に名前を公表。9月1日付で正式就任する。

 2人は世田谷区内の専用グラウンドで、部員との全体ミーティングを開いて初対面した。チームとして始動後に取材に応じた。橋詰監督は「強い、うまいより、日本一すばらしい、日本一にふさわしいチームを選手と作っていきたい」との抱負を話した。学生幹部とは話し合っていたが全員とは初対面。「いいプログラムを一緒に作ろう」と話しかけ、「熱心に聞いてくれた」という。

 94年から立命大コーチとなり、米オクラホマ大留学をへて日本一連覇に貢献した。14年から立命館守山高コーチを務めていた。応募理由は「二十数年やってきたが、もっとできることがあると思っていた。いいきっかけで、インパクトを与える大きな可能性があると思った」と説明した。

 歴史と伝統ある名門だが、今回の反則問題で大きな改革や選手の自主性を求められている。「歴史や伝統は変わらない。一から新しいものを付け加えていきたい。方針はコーチが決めるが、学生と対話しながらやっていきたい」と話した。報道陣の中にいた日大OBから「ガッツポーズしないのが日大の伝統。復活させて」との意見には「OBからもいろいろ意見を聞きます。いいものは採り入れていきます」と笑みを見せた。

 4年生33人も全員顔を見せた。近日中に個々で部活動を続けるかを決断するという。橋詰監督は「1人1人考えがある。サポートなどかかわり方もいろいろあるが、全員が一緒にやってくれたら」と願った。

 コーチやスタッフの補強は今後の日大との話し合いだが「最低6人は必要」とした。契約年数などは手続きの段階で未定だが「最後の目標には3~5年はかかる」と話した。田中理事長とは1度も会っていないという。