フィギュアスケート女子の三原舞依(20=シスメックス)が10日、人生2度目のヘアドネーションを報告した。

在籍する甲南大フィギュアスケート部のインスタグラムに登場。ショートボブになった写真を添えて「今年1月に2度目のヘアドネーションをしました。微力ながら少しでもお役に立つことができれば幸いです」とつづった。

三原は2年前の18年4月末にも、自身の髪を31センチ切った。「ヘアドネーション」とは脱毛症や乏毛症、小児がんなどの治療で頭髪の悩みを抱える人たちへ、寄付された髪で作られたウイッグを贈る活動を言う。その際には、こう思いを語っていた。

「1人の方の心を救えたら…じゃないですけれど、髪の毛で『ちょっとでも貢献できたらな』っていうのがあって。使ってもらえているかは分からないんですが『もし良かったら、使っていただけたらな』って思っています。やっぱりいろいろな方に支えてもらってきたので『その恩返しが誰かに届けばいいな』と思うんです。また伸ばして、もう1回やるつもりです。頑張ります」

今季は体調不良により、グランプリ(GP)シリーズ、全日本選手権などを欠場。15年12月には「若年性特発性関節炎」という難病で入院し、人一倍、周囲の支えに感謝しながらスケートに打ち込んできた。

現在は7月から始まる来季を見据えて、1歩ずつ進んでいる。新入生に向けて「さくらがとても綺麗(きれい)な季節になりました。是非フィギュアスケート部に来ていただけると嬉(うれ)しいです! 一緒に滑りませんか」と呼びかけた。【松本航】