高木美帆(26=日体大職)が“史上初”の5冠を達成した。3日間で短中長距離5種目の完全制覇を達成した。一問一答は次の通り。
-5冠達成
高木美 5冠できたことより5本走りきれたことの方が達成感がある。特に今季は最初の何大会かは種目を絞って出場していた。全部できることにも喜びややりがいを感じている。
-疲労は
高木美 この3日間、すごい張り詰めていたので、緊張の糸が全部消えて、疲労もあるけど、放心状態って感じが強い。
-この3日間の自己評価は
高木美 個々で見ると1つ1つレース自体はそんなにすごい高い点数をあげられるレースはそんなに多くなかった。全体を通してやりきったのは十分満足しているレベル。
-3日間で5本。大会での収穫は
高木美 このハードなスケジュールを滑りきれるだけの体をつくることができたのが一番の収穫。コンディショニング調整、年末までの組み立ての部分でいい過ごし方ができた。
-5000メートルを終えた時の心境
高木美 しばらく目がまわっていた。もう無理と思っていた。もう今日はレースできないですって感じだった。
-オールラウンダーへのこだわりは
高木美 オールラウンドで戦うことや勝つことに対して自分の中でのあこがれ、おもしろさを感じている。自分のスケートのスキルを伸ばすためのオールラウンドってより、単純にオールラウンドで戦いたいという思いがある。
-5種目出場の意図は
高木美 チャレンジできるならしてみようって形からこの5種目。ただ、体がどこまで耐えられるかって検証じゃないけど、そういうものとして、5種目滑り切れたのは得られる情報も多かった。
-例年どおり国際大会に出場していたら難しかった
高木美 いつ大会がどうなるかわからない状況なので、出られる時に出たいって気持ちは自分の中にもあったと思う。