花園準優勝の京都成章(京都)が1回戦屈指の好カードを制した。同8強の御所実(奈良)に一時は15-12と3点差に迫られたが、前後半に2トライずつを決め、粘り勝った。
湯浅泰正監督(56)は「新チームになって初めて緊迫した、タイトなゲーム。当然うまくいかんこともある中で、どう修正しながら頑張れるか。そこはある程度できたんじゃ」と一定の満足感を得たようだ。
1月に、初の花園決勝で桐蔭学園に敗れた。日本一に王手をかけ、浮かび上がったテーマが「フィジカル・バランス」だ。「桐蔭さんだけじゃなく、全国トップレベルの選手は、動きが速い」と同監督。脚が速いとか、単純な話ではない。その場その場で判断し、いかに機先を制するか、先に踏み込めるか。“応用問題”が頂点をとるために必要になる。
昨年度から、新チーム発足時に「フィッシュボーン」として、課題達成への過程を描く。魚の骨の全体図の頭部に「日本一」と書き、胴体部を目標達成の手段を枝分かれさせ、書き込んでいく。今年はそこに「フィジカル・バランス」も書き込んだ。SO大島泰真主将(2年)は「難しいですけど、みんな意識するようになっています」という。レベルアップしながら、今大会優勝へ。まず1歩踏み出した。【加藤裕一】


