女優でフィギュアスケーターの本田望結(17=プリンスホテル)本田紗来(14=大阪・関大中)姉妹が、新シーズンに向けた抱負を語った。

21日、都内で行われた福井県のブランド米「いちほまれ」の新CM発表会に出席。今季の目標について、望結は「昨年は試合があるという当たり前がなくなり、大好きなスケートができなくなった。今シーズンは、そのありがたみを感じながら大好きなスケートをやるからには、諦めずに上を目指したい」と意気込んだ。

紗来も「プログラムも変わって、年齢も上がったので。今までの自分と違う一面というか、表現を先生に指導してもらって頑張っているので、いつもとは違う雰囲気を見せられたら」と進化を約束した。

ともに来月の大会に出場予定。望結は、全日本選手権につながる東京都選手権(10月7~10日、ダイドードリンコアイスアリーナ)に、紗来は全日本ジュニア選手権につながる近畿選手権(10月7日、木下アカデミー京都アイスアリーナ)のジュニア女子にエントリーしている。

青森山田高2年の望結は「去年、目標としていた大会や練習が中止になったりしたので」と実感を込めつつ「この試合というより、1つ1つの試合に全力で挑みたい。もう(全日本)予選なので、1つ1つを完璧にして乗り越えていけるようにしたい」と本戦出場への意欲を示した。

紗来も「やっぱりジュニア2年目ということで。1年目とは違い、1年目は突進というか、猪突(ちょとつ)猛進というか、怖いもの知らずで突き進んできたので。2年目は雰囲気とかも変わってきて、大人っぽいところを見せられれば。もしかしたらコロナが悪化して試合がなくなってしまう可能性もゼロではないので(開催される試合で)全てを出し切れるようにしたい」と目の前の試合に集中する。【木下淳】