19日にプロ転向を表明したフィギュアスケート男子の冬季オリンピック2連覇王者、羽生結弦さん(27)が21日、日本スケート連盟の22年度「特別強化選手」から外れた。加盟団体であるANAから「選手の登録取り消し願い」が提出され、連盟に受理された。これで正式に国内外の競技会に出場できなくなると同時に、アイスショー出演などプロとして活動できることになった。
「応援してくださった皆さまへ」と題した羽生さんからの感謝のメッセージも連盟から発表された。「皆さまに大切にしていただいたおかげで、こうして競技生活をしっかりと送ることができました」。10歳から海外の多くの都市の競技会に派遣された経験を振り返り「人生が豊かになりました」。競技活動を通して「勉強してこられたと思っております」と礼を示した。
今後は新機軸のアイスショー創設など、頭の中にはあふれんばかりのプランがあるという。「まだ終わりではないですが、まずは一区切りとして」とアマチュア競技会から引退する手続きを踏み「これからも、さらに進化できるよう、限界に挑み続けたい」とした。
連盟は4月に22-23年シーズンの「特別強化選手」を発表。当時は羽生さんから進退に関する意向を受けていなかったが、全日本選手権2連覇など前季成績を基に最上位指定していた。
羽生さんは19日の会見で「競技会に出るつもりはないです」と表明し、プロ転向を宣言。翌20日には都内の日本オリンピック委員会(JOC)と連盟を訪れて直接報告した。この日は実際に選手登録を取り消し強化指定から外れ、次のステージへ進んだ。


