エースを故障で欠いた日本(世界ランク7位)が、世界選手権では1982年ペルー大会以来、40年ぶりにブラジル(同2位)から歴史的金星を挙げた。

国際大会でのブラジル戦勝利は、17年ワールドグランドチャンピオンズ杯以来。

第1、2セット(S)を連取すると、第3S以降はブラジルに主導権を握られた。第4Sは最大7点差をつけられたが、そこから逆転。3-1(25-22、25-19、17-25、25-20)で激闘を制し、3勝1敗で2次ラウンド進出を決めた。

初黒星を喫した9月28日の中国戦で右足首を捻挫した主将の古賀紗理那(26)が、ベンチ入りから外れる緊急事態。古賀は松葉づえ姿で、客席から見守った。

開始すぐに石川真佑(22)がサービスエース。井上愛里沙(27)がチーム最多27得点、石川が18得点、林琴奈(22)が16得点を重ね、山田二千華(22)も活躍した。

昨夏の東京オリンピック(五輪)銀メダルのブラジルを慌てさせ、迎えたマッチポイント。最後に決めたのも、石川だった。

勝利の瞬間、選手全員がコートに集まり、感極まった表情を見せた。

試合後のコートに、故障を抱える古賀が降りてきた。みんなが笑顔で迎える。中央に古賀を座らせると、輪になって記念撮影した。

古賀はジャージーをまくり上げ、下に来ていたユニホームを見せる。

チームが一丸となって奪った大金星だった。

日本は10月2日の1次ラウンド最終戦でアルゼンチンと対戦。目標のベスト8進出へ、勢いに乗った。