ジャパンラグビーリーグワンの開幕直前メディアカンファレンスが28日、都内で行われた。1~3部の計23チームが参加。2季目となる22-23年シーズンは12月17日から来年4月23日まで開催され、上位4チームが進むプレーオフトーナメントの決勝は同5月20日に行われる。

1部は、まずカンファレンスAの6チームから代表選手が登壇した。

■埼玉パナソニックワイルドナイツ

<ベン・ガンター>

「(初代王者で)今季も非常にいい状態。ハードワークが実っていて、スキルやフィットネスを見ていると、とてもいい準備ができている。日本代表がこれから合流するが、全く心配ない。世界を経験した選手が戻ってくることで、チームに還元される。プラスになる。開幕戦は非常に楽しみだし、リーグワンの1つの基準となるような素晴らしい試合になるはずだ」

■東芝ブレイブルーパス東京

<リーチ・マイケル>

「(欧州遠征から帰国し)時差ぼけ、やっと直りました。先週の火曜日にドイツ経由で帰ってきて、昨日の夜、やっと10時間くらい寝られました。プレシーズンが早い段階で始まっていて、けが人も増えてはいるけど、開幕に向けて、いい準備ができている。(監督4季目で)去年、少し復活したので。今年はまた、さらに成長したシーズンにしたい。股関節の調子も良くなってきたし、シーズンを通して成長したい。相手は昨季王者なので気合を入れたい。たくさん代表選手はいるけど、目標は勝つ。優勝へ1試合1試合」

■トヨタヴェルブリッツ

<古川聖人>

「代表で離れていたんですけど、聞いていると一体感が生まれてきている。鉄と鉄がぶつかるような熱さで、ブラザーフッドと言って絆も大切にできている。(姫野和樹と共同主将で)頑張りたい。代表では世界レベルを体感できた。試合には出られなかったけど、マインドセット、試合に向かっていく過程を学べた。還元したい。昨季は(静岡と開幕戦で)試合できなかったけど、今回は同じ気持ちでやっていけたら。まずは長いシーズンの1勝目を目指したい」

■静岡ブルーレヴズ

<奥村翔>

「いい準備ができていると思う。プレシーズンマッチで神戸さんに勝つことができたり。自分はチームのカルチャーを、どう成長させられるか。昨季は開幕から3節まで戦えず、トヨタさんとの開幕戦もなくなったので。今年は試合ができる喜びを胸に、日々精進していきたい。最終戦もトヨタが相手なので、いっそう気合が入る。まずは開幕戦を制して勢いをつけたい」

■リコーブラックラムズ東京

<武井日向>

「昨季は思うような結果が出ず、チームとしても悔しかった。ただ1部に残ることはできたので、悔しさを晴らして今季はしっかり戦いたい。状態としてはいい。しかし慢心せず、開幕まで時間がまだあるので、この数週間で成長していきたい。(本拠)駒沢でのプレシーズンマッチではサントリーさんに勝利することができたけれど、課題や改善点は多かったので修正していく。スローガンはないけど、ブラックラムズらしさを取り戻して、シーズン通して泥臭く最後まで諦めない、戦い続ける姿勢、活力と感動を与えられるような戦いを見せていきたい。注目は10番のアイザック・ルーカス選手で、彼はサンゴリアスらしさを体現してくれるし、精神的にも強いので。その姿勢、諦めない思いを見ていただきたい。新加入選手もなじんできている」

■三菱重工相模原ダイナボアーズ

<岩村昂太>

「(トヨタから移籍2年目で主将就任)驚いたけど伝統あるチームなので、やりがいがある。去年は自分にフォーカスしていたので結果として残ったのかな。良かった。ヘッドコーチがディフェンスコーチなので今季も、まずは守備。でも去年と違って、今年は攻撃も面白い。(顔と言えるリトルが退団したが)世界を経験した選手がいい影響を与えてくれている。地域の皆さんと戦っていきたい」

【木下淳】