ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が3年ぶり5度目の優勝を飾り、2連覇が懸かる世界選手権(23年3月、さいたまスーパーアリーナ)の代表権をつかんだ。島田高志郎(21=木下グループ)は初の表彰台となる銀メダルに輝く。ショートプログラム(SP)4位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)はフリー165・41点をマーク。合計250・84点とし、初の3位表彰台入りを果たした。

【イラスト】宇野昌磨の今季全成績
【イラスト】宇野昌磨の今季全成績

順位名前SPフリー合計
1宇野昌磨(トヨタ自動車)100.45191.28291.73
2島田高志郎(木下グループ)87.69164.87252.56
3友野一希(上野芝スケートクラブ)85.43165.41250.84
4佐藤駿(明大)81.78167.86249.64
5山本草太(中京大)86.89158.52245.41
6三浦佳生(オリエンタルバイオ/目黒日大高)71.12171.43242.55
7森口澄士(木下アカデミー)76.31165.32241.63
8鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)81.39156.44237.83
9壷井達也(シスメックス)74.84146.33221.17
10吉岡希(法大)80.85139.58220.43
11中村俊介(木下アカデミー)77.74140.34218.08
12三宅星南(関大)76.69139.41216.10
13山隈太一朗(明大)74.41131.84206.25
14大島光翔(明大)66.64136.00202.64
15佐々木晴也(京大)64.73135.22199.95
16西山真瑚(早大)66.43131.38197.81
17周藤集(MFアカデミー)61.36129.02190.38
18垣内珀琉(ひょうご西宮FSC)61.42126.55187.97
19片伊勢武アミン(関大)70.05115.35185.40
20櫛田一樹(倉敷FSC)59.98121.83181.81
21本田ルーカス剛史(木下アカデミー)62.48118.39180.87
22長谷川一輝(東京理科大)64.94114.67179.61
23田内誠悟(名東FSC)66.76106.84173.60
24須本光希(関大)61.07111.33172.40

【イラスト】男子総合成績
【イラスト】男子総合成績

宇野昌磨(トヨタ自動車)

宇野昌磨3年ぶり5度目V「まだレベルアップできる」連覇懸かる世界選手権代表

メダルを手に笑顔を見せる、左から2位の島田、優勝の宇野、3位の友野(撮影・上田博志)
メダルを手に笑顔を見せる、左から2位の島田、優勝の宇野、3位の友野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする宇野(撮影・上田博志)
音楽に遅れてフィニッシュをする宇野(撮影・上田博志)
音楽に遅れてフィニッシュをする宇野(撮影・上田博志)
音楽に遅れてフィニッシュした宇野は苦笑を浮かべる(撮影・上田博志)
音楽に遅れてフィニッシュした宇野は苦笑を浮かべる(撮影・上田博志)
金メダルを手に笑顔を見せる宇野(撮影・上田博志)
金メダルを手に笑顔を見せる宇野(撮影・上田博志)
手を振りながら場内を1周する優勝した宇野(右)と2位の島田(撮影・上田博志)
手を振りながら場内を1周する優勝した宇野(右)と2位の島田(撮影・上田博志)
2位の島田(左)と抱き合って喜ぶ宇野(撮影・上田博志)
2位の島田(左)と抱き合って喜ぶ宇野(撮影・上田博志)

島田高志郎(木下グループ)

島田高志郎、初表彰台となる銀メダル「チャプリンメドレー」滑り抜き252・56

フリーの演技をする島田(撮影・上田博志)
フリーの演技をする島田(撮影・上田博志)
フリーの演技をする島田(撮影・上田博志)
フリーの演技をする島田(撮影・上田博志)
フリーの演技を終え笑顔を見せる島田(撮影・上田博志)
フリーの演技を終え笑顔を見せる島田(撮影・上田博志)

鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)

鍵山優真237.83 ジャンプ2つミスも「無事に滑り切れた」9カ月ぶり実戦

フリーの演技をする鍵山(撮影・上田博志)
フリーの演技をする鍵山(撮影・上田博志)
フリーの演技をする鍵山(撮影・上田博志)
フリーの演技をする鍵山(撮影・上田博志)
フリーの演技をする鍵山(撮影・上田博志)
フリーの演技をする鍵山(撮影・上田博志)
フリーの演技後に頭を抱える鍵山(撮影・上田博志)
フリーの演技後に頭を抱える鍵山(撮影・上田博志)

友野一希(上野芝スケートクラブ)

脱・代打の神様!友野一希初の3位で表彰台 指揮者を演じ切り250.84

フリーの演技をする友野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする友野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする友野(撮影・上田博志)
フリーの演技をする友野(撮影・上田博志)

佐藤駿(明大)

佐藤駿249.64 フィニッシュ後に首傾げ、悔しそうな表情でリンクアウト

フリーの演技をする佐藤(撮影・上田博志)
フリーの演技をする佐藤(撮影・上田博志)
フリーの演技後に頭を抱える佐藤(撮影・上田博志)
フリーの演技後に頭を抱える佐藤(撮影・上田博志)

山本草太(中京大)

山本草太245.41で5位 SPに続く4回転サルコーでミス、得点稼げず

フリーの演技をする山本(撮影・上田博志)
フリーの演技をする山本(撮影・上田博志)

吉岡希(法大)

ジュニア王者吉岡希4回転トーループ2本着氷 軽快なリズムをリンクに刻む

フリーの演技をする吉岡(撮影・上田博志)
フリーの演技をする吉岡(撮影・上田博志)


西山真瑚(早大)

アイスダンスと二刀流の西山真瑚197.81 最初で最後の全日本シングル終える

フリーの演技をする西山(撮影・上田博志)
フリーの演技をする西山(撮影・上田博志)

須本光希(関大)

須本光希、最後の全日本172.40「バナータオルの多さで少し涙が出ました」

フリーの演技をする須本(撮影・上田博志)
フリーの演技をする須本(撮影・上田博志)

<フリー演技順とSP点>

グループ1

櫛田一樹(倉敷FSC)59.98

須本光希(関大)61.07

周藤集(MFアカデミー)61.36

垣内珀琉(ひょうご西宮FSC)61.42

本田ルーカス剛史(木下アカデミー)62.48

佐々木晴也(京大)64.73

グループ2

長谷川一輝(東京理科大)64.94

西山真瑚(早大)66.43

大島光翔(明大)66.64

田内誠悟(名東FSC)66.76

片伊勢武アミン(関大)70.05

三浦佳生(オリエンタルバイオ/目黒日大高)71.12

グループ3

山隈太一朗(明大)74.41

壷井達也(シスメックス)74.84

森口澄士(木下アカデミー)76.31

三宅星南(関大)76.69

中村俊介(木下アカデミー)77.74

吉岡希(法大)80.85

グループ4

鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)81.39

佐藤駿(明大)81.78

友野一希(上野芝スケートクラブ)85.43

山本草太(中京大)86.89

島田高志郎(木下グループ)87.69

宇野昌磨(トヨタ自動車)100.4

【イラスト】男子フリー最終組リスト
【イラスト】男子フリー最終組リスト

◆世界選手権代表選考◆ シングルは男女ともに最大3枠を確保しており、<1>全日本選手権の優勝者が1人目<2>全日本2、3位、GPファイナル出場者の上位2人、全日本終了時点の国際スケート連盟(ISU)シーズンベストスコア上位3人、の中から2人目<3>最後に(2)で漏れた中からISU世界ランキングなどを総合的に判断して3人目を決める。全日本出場は必須だが、過去に世界選手権3位以内など実績を持つ選手が、けが等でやむなく参加できなかった場合の救済措置もある。

◆4大陸選手権代表選考◆ シングルは男女ともに3枠。以降のいずれかを満たすものから総合的に判断 <A>全日本選手権10位以内<B>全日本選手権終了時点でのISUアマチュア選手の世界ランキング上位6名<C>全日本選手権終了時点でのシーズンワールドランキング上位6名<B>全日本選手権終了時点でのISUシーズンベストスコア上位6名<D>派遣した国際競技会、国内競技会(東日本選手権、西日本選手権、東日本ジュニア選手権、西日本ジュニア選手権、全日本ジュニア選手権、全日本選手権)における最も高かったショートプログラムとフリーの合計得点の上位6名

【イラスト】フィギュアスケート22-23年シーズン主な今後の日程
【イラスト】フィギュアスケート22-23年シーズン主な今後の日程

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山本草太SP86.89で3位「悔しい」抜群の安定感を誇ってきたジャンプにミス

友野一希SP85.43で4位発進 冒頭4回転転倒「脱・代打の神様」へ悔しさ

佐藤駿SP81.78で5位発進 3本目トリプルアクセル転倒もキレあるステップ