新潟が連敗を11で止め、6季ぶりシーズン3勝目を挙げた。山梨を2度の延長の末、92-86で破り、昨年12月30日のシャンソン戦以来64日ぶりの白星。チーム最年長のPF北川直美(28)がチーム最多の28得点をマークした。ただ1人、50分間フル出場してチームをけん引。新潟は16年12月3、4日の山梨戦以来の連勝を狙い、今日5日、ホーム最終戦に臨む。
タイムアップのブザーと同時にチームメートと抱き合った北川は一瞬、目を閉じて笑みを見せた。「ホッとした。みんなが頑張った」。この試合のMVPに選出され、試合後、観客の前でマイクを握ると少し声を震わせた。
第4クオーター(Q)終了時に67-67で5分間の延長に突入した。1度目の延長では決着がつかず、76-76で2度目の延長。そこでようやく突き放した。50分間、北川は両チームを通じてただ1人コートに立ち続けた。「チームの代表として立っている以上、何かを残すのが自分の仕事」。2度目の延長、82-80と追い上げられた残り1分41秒でインサイドから2点。3点シュートを決められて86-83となった直後の残り1分26秒ではファウルをもらってフリースロー2本を決めた。ここ一番で存在感を見せつけた。
1月22日のアランマーレ戦の2戦目、新潟は延長の末、65-69で敗れた。最大18点リードするも終盤に追い付かれた。同じ間違いは繰り返せない。北川はワンプレーごとにコート上のメンバーに声をかけ、集中を保った。「気持ちを入れてみんなでやろうと。全員で勝った」。チーム一丸の結果を誇った。
伊藤篤司監督(50)は「苦しい状況をよく粘り切った」と選手をたたえた。新潟のシーズン3勝は16-17年以来。今季、目標を5勝に定めている。今日5日の2戦目に勝って連勝すれば、目標達成に“王手”。北川は「もう1試合ある」。頼もしいリーダーが今季ホーム最終戦に向けて気を引き締めた。【斎藤慎一郎】


