B1仙台89ERSは10日、今季のダイヤモンドスポンサー「霞ケ関キャピタル」が、仙台へ資本参画すると発表した。同社は10日付で仙台の株式約8割を取得。仙台は同社の子会社となる。

今回の経営体制変更の目的は、26年に誕生するBリーグ・プレミア(Bプレミア)への参入と、仙台が将来にわたり、仙台と宮城で継続して発展していくためだ。仙台の志村雄彦社長(40)は「大義は『未来の子どもたちにどんな“まち”を残していくのか』という1つだけ。幼い頃にアメリカでバスケットを見て『こんな世界を作りたい』と思った。仙台の子どもたちにも夢のある世界を作っていきたい」と変更理由を説明した。

「霞ケ関キャピタル」は仙台発祥。11年9月、東日本大震災で被災したショッピングセンターの再建を目的に設立された。同社の河本幸士郎社長(49)は「ものすごくワクワクしています。仙台市、宮城県、東北を盛り上げたい」と意気込んだ。

Bプレミアに向け、志村社長は参入条件の1つ「売上高12億円」を「目指せるところまで見えている」。また、ホーム5試合を終えて1試合平均入場者数は4440人と、今のところ、もう1つの参入条件「平均入場者数4000人以上」達成も順調。志村社長は「必ずBプレミア、その先の日本一を、この“まち”に持ち帰ってきたい」と自信を見せた。【濱本神威】

◆霞ケ関キャピタル 11年9月、仙台市に東日本大震災で被災したショッピングセンターの再建を目的に設立された。不動産コンサルティング事業(物流施設、アパートメントホテル開発、ヘルスケア関連施設など)を全国で展開。仙台ではドライ、冷蔵、冷凍の3温度帯倉庫を泉区で着工中(24年6月完成予定)。