準決勝突破の壁は厚かった。藤枝明誠は昨年準優勝で過去4度の優勝を誇る福岡第一(福岡2位)に65-94で敗れた。
2年連続3度目の準決勝敗退。宿敵とはこの大会3度目の勝負で、今回も白星を奪えなかった。試合後、ベンチに戻ったエースSG赤間賢人(3年)や主将のSG小沢朋樹(3年)らは、無念さでしばらく涙を流し続けた。
第1クオーター(Q)から流れを奪われた。立ち上がりこそ先取したものの、開始2分過ぎには主導権を失った。シュートタッチの上がらない赤間に代わり、控えスタートの小沢が第2Qで3点シュートを沈めるなどチームをけん引。12点を追う展開で後半に入った。第3Qでも小沢が全力の攻守で抵抗。一時は5点差まで詰め寄った。しかし力の衰えない相手に引き離され、最後は29点差で終戦。
県勢初の決勝進出に、あと1歩届かなかった。
赤間はシュートが思うように決まらず「得点でチームを引っ張れず、悔しかった」と目を赤くして話した。ただ苦しい流れの中でも戦う姿勢は示し続け、「自分たちのディフェンスから速攻は、最後まで40分間諦めずにやれた」と続けた。
小沢は「チームキャプテンとして流れを変えたかった」と唇をかんだ一方、3年間を振り返り「仲間に恵まれた1年間だった」と話した。金本鷹(よう)監督(33)は「力負け。チーム力の差」。強豪との連戦に耐えられるチームづくりの準備不足を認め、「私の至らなさ」と反省した。目標の日本一奪取は、新チームに託される。【倉橋徹也】
◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で生放送


