茗渓学園(茨城)がしびれる激戦を制し、4強入りした12年以来11大会ぶりの8強入りを決めた。

ラストプレーでの逆転勝ちだった。8-10の後半29分、5メートル中央ラックから右へ展開。計5選手でパスをつなぎ、最後は170センチ、100キロの巨漢フッカー川村航平(3年)が相手DFを押し切った。

ゴール右隅へ値千金のトライを奪い、「最後は自分が決めたけど、みんながつないでくれたパスだった。仲間全員でのトライです」。ノーサイドの瞬間は雄たけびを上げ、仲間とともに喜びを爆発させた。

劣勢に立たされても声を張り続けたのが、FW陣を束ねるリーダー川村だった。

「冷静になるぞ! 後は楽しむぞ!」

川村は「焦った方が負けなので。自分の言葉で仲間を落ち着かせることができたかな。言葉では言い表せないくらいうれしい」と汗をぬぐった。

劇的決着での3回戦突破に、フィフティーンは涙を浮かべながらフィールドを後にした。感極まる選手を横目に芥川俊英監督(43)は「うれしい気持ちがあるんでしょう。私は選手を信じていたので。いつかは逆転してくれるだろうと思っていた」とほほえんだ。

【高校ラグビー スコア速報】はこちら>>