パリ五輪を目指す各競技の北海道関連選手を紹介する企画「パリへGO!」2回目は、女子バスケットボール町田瑠唯(30=富士通、旭川市出身)。

 

バスケットボール女子日本代表として21年東京五輪で史上初の銀メダル獲得に貢献した町田瑠唯が自身3度目の五輪出場を目指す。21年東京五輪で全6試合に先発出場し、計75アシストを記録した司令塔が華麗なパスで再び世界を驚かせる。

町田は22年に渡米し、米女子リーグWNBAのミスティックスに入団。日本人4人目のWNBAプレーヤーとして1シーズンプレーした。

町田 日本とアメリカではプレースタイルが違うので、それに合わせてプレーしていた。パスの質、強さ、タイミングというのは日本で通用するところとアメリカで通用するところは違うので、パスの出し方を学べたと思う。パスの幅が広がったけど、シュートの力や得点力が必要だと感じた。

WNBAで1シーズンを過ごした後、Wリーグ富士通に復帰。バスケットボールの本場で積んだ武者修行の中で、得点力の必要性を痛感。今季は的確なパスで味方の得点を演出するPGとしてのアシスト能力だけでなく、「空いたら打つ」を徹底。自身も積極的に得点を狙い、プレーの幅を広げている。

町田 アシストとシュートをいいバランスでプレーすることが課題だったが、今シーズンはシュートの本数自体も増えてきている。確率がまだ上げられてないけど、迷わずに自分のリズムでシュートを打てている。

9月のアジア競技大会(中国・杭州)では朝比奈あずさ(20=筑波大)が代表入りするなど、若手の台頭も目立ってきた。次世代を背負う有力選手とのプレーは町田自身の成長と闘争心につながっている。

町田 若い選手に負けてられないと思うし、いろんなプレースタイルの選手がいるので、一緒にプレー中で自分のものにできたらと思う。学べるところはたくさんあると思うので、代表で一緒に戦う中で盗んでいけたらという気持ちはある。

日本代表は2月にハンガリーなどで開催される世界最終予選に臨みパリ五輪切符を目指す。町田は23年12月の皇后杯準々決勝で左足首を負傷して退場。現在はチームに同行し、別メニューで練習をこなしながら回復に努めている。最終予選でメンバー入りできない可能性もあるが、万全なコンディションを取り戻して五輪を目指す。

町田 まずはチーム(富士通)のためにプレーする気持ちでシーズンを戦っていきたい。それが自然に代表につながっていけばそれはそれでいいのかなと思っている。代表に選ばれたらしっかり自分のやるべきことをやって、出るからには(メダルを)目指したい。(色は)金しかないです。

 

◆町田瑠唯(まちだ・るい)1993年(平5)3月8日、北海道旭川市生まれ。旭川西御料地小2年から同校少年団で競技を始めた。旭川緑ケ丘中3年時に全国16強入り。札幌山の手高3年時に高校3冠を達成。11年に富士通に加入。16年リオデジャネイロ五輪と21年東京五輪で代表入り。東京五輪ではFIBAが発表したベスト5に選出された。ポジションはポイントガード。家族は両親と兄、姉。162センチ、57キロ。

 

◆パリ五輪への道 世界最終予選が2月8~11日にハンガリー・ショプロンなど4カ国で開催される。出場16カ国が4グループに分かれて各グループでリーグ戦が行われる。日本(世界ランキング9位)はスペイン(同4位)とカナダ(同5位)、ハンガリー(同19位)と同組になった。各グループ上位3カ国がパリ五輪の出場権を獲得する。