バレーボール女子日本代表でSVリーグ姫路所属のアタッカー秋本美空(18)が1日、都内で会見し、来季からドイツ1部リーグのドレスナーSCへレンタル移籍することを発表した。

契約期間は8月1日から来年5月末まで。ドイツリーグで通算6度の優勝を誇る強豪で、「高校を卒業してから海外に挑戦したい気持ちがあったが、代表を通してもっと通用する選手になりたいという思いで決断した」と思いを語った。

秋本は12年ロンドン五輪(オリンピック)銅の愛さん(旧姓大友)を母に持つ185センチのオールラウンダー。東京・共栄学園ではエースとして活躍し、今年の全日本高校選手権(春高バレー)では同校の19年ぶり優勝に大きく貢献した。1月末に姫路に入団。3~4月ごろにドレスナーSCからオファーが届き、姫路のアビタル・セリンジャー監督や母と相談を重ねて決めたという。ドイツリーグはイタリアなどと比べると若手選手が活躍できる土壌があるといい、母からは「早い内に行った方が経験になる」と背中を押された。10代での海外挑戦は異例となるが、「経験を積んで全てのプレーにおいて成長したい。五輪で金メダルを取るチームに自分ができるように」と決意を込めた。

日の丸を背負うエースになる。今季は2年ぶりに代表に選出。先月末に閉幕したネーションズリーグ(VNL)では、予選ラウンドでシニア代表初出場を果たすと、通算34得点でチームのベスト4入りに貢献していた。ドイツのイメージは「高さのある国」といい、「自分の高さがどれだけ通用するか」と胸を高鳴らせた。既に携帯にアプリを入れて英語を勉強するなど準備を進めている。「世界に通用する選手になりたい。(日本代表主将の)石川真佑選手もすごい選手だが、チームとしては世界一になれない。日本一に貢献できるように」と成長を誓った。

会見に同席した上原光徳社長(64)は「1年間姫路にいないのは残念な思いがあるが、秋本選手は日本の宝。『姫路から世界へ』をスローガンに掲げているので、どんどん挑戦していって欲しい」と期待を込めた。秋本は今後、今月末開幕の世界選手権(タイ)に向けて国内合宿で調整。リーグ戦は10月初旬に開幕する。