ノービスB(6月30日時点で満9~10歳)2季目の近藤尚生(ひな、11=京都宇治FSC)が、68・12点で制した。6位となったノービス初年度の昨季から、大きく順位を向上。「ジャンプを安定するようにやってきた。うれしかった」と振り返った。

冒頭の3回転サルコーを成功させると、続く3回転トーループや3連続のコンビネーションジャンプを着氷。ただ、4本目の2回転フリップの着氷が乱れ、「60点くらい」と総合的な自己評価は辛口だった。それでも、昨季からスピンの加速などを重点的に取り組んできており、「『絶対に優勝するぞ』って気持ちで、毎日練習を必死にやってきた」と有言実行の優勝をつかんだ。

4~5歳の時はモデル活動をしていたが、小学校進学の直前に、フィギュアをしていた「20歳くらい」という年の離れた姉の衣装を押し入れで見つけたことをきっかけに競技を開始。スピンの魅力に取りつかれ、すぐに本気になった。地元のひょうご西宮FSCで学んだが、小3の時に金彩華コーチが現在の所属に移ったことを契機に母と2人で京都へ移住。「試合でいい演技ができたらうれしいです」と、白い歯を見せた。

じゃんけんに負けることもいやという、「めっちゃ負けず嫌い」な性格。将来の夢は、「オリンピック金メダル」と真っすぐに見つめる。来季からは、ステップシークエンスが要素に加わるノービスA。「スケーティングが下手なのでもっとうまくなっていきたい」と、思いをこめた。【勝部晃多】