【プラハ=藤塚大輔】今大会限りで現役を引退する坂本花織(25=シスメックス)が27日(日本時間28日)のフリーへ向け、メインリンクで公式練習に参加した。

ショートプログラム(SP)首位で迎えるラスト演技を前に、フリー曲「愛の讃歌」をかけた通し練習でフリップ-トーループの連続3回転やダブルアクセル-3回転トーループ-2回転トーループの3連続ジャンプなどを着氷。3回転サルコーで珍しく回転が抜けるミスがあったが、曲かけ後にすぐに修正にかかり、2度着氷させた。リンクを引き揚げる際には、海外のファンから「カオリー!」と声をかけられて、笑顔で手を振った。

25日のSPでは今季世界最高の79・31点をマーク。SP2位の千葉百音(もね、20=木下グループ)と0・86点差でフリーに臨む。

2月のミラノ・コルティナ五輪では銀メダルを獲得。ただフリーのジャンプでミスがあり、1・89点差で金メダルに届かなかった。昨年6月に今季限りの現役引退を表明して以降は「五輪が最後」と決めていたが「やり切れなかった。もうちょっとできたはず。五輪の忘れ物を取り返したい」と出場を決意した。

世界選手権は22年から3連覇した舞台。今大会を優勝すれば、浅田真央の3度を上回り、日本人単独最多の4度目の制覇となる。