<阪神10-6広島>◇7日◇甲子園

 阪神マット・マートン外野手(28)が決勝の7号満塁アーチを放った。同点に追いついた直後の8回裏1死満塁で高めの直球を豪快に振り抜き、センターバックスクリーンに運んだ。「あれこれ考えずに、球を見ることだけ考えた」。5点のリードを逆転される苦しい試合展開で、好調をキープする1番打者が値千金の1発を見舞った。初回には城島が今季2本目の満塁弾を放ち、阪神では96年以来となる1試合2本のグランドスラムが飛び出した。2連勝で20勝に到着。試合のなかった首位巨人に1・5ゲーム差に迫った。

 [2010年5月7日23時3分]ソーシャルブックマーク