<広島2-6日本ハム>◇16日◇マツダスタジアム

 5試合ぶりの白星で、長かったトンネルを抜けた。日本ハム武田勝投手(31)が苦難の道のりを越え、2勝目をつかんだ。5回を3安打1失点。初回に1点は失ったが、2回以降の4イニングは2併殺など、打たせて取る投球で要所を締めて無失点。打線の大量援護を受け、久々に笑みがこぼれた。「結果が出ていなかったので、これで落ち着いて投げることができます」と傷んだ心の良薬になった。

 人知れず悩んでいた。先発左腕エースながら開幕から流れに乗れず、チームが最下位に低迷する一因を招いた。「ここまで苦しいのはないくらい」。無心で過ごそうとしたオフの日にも、自然と反省、今後の対策などが脳裏に浮かんできたという。この日の交流戦今季初登板では打席にも立った。打者として「ボールも見極められていた」と戻ってきたちゃめっ気が、何より復活の証しだった。

 [2010年5月17日11時57分

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