<ヤクルト8-4阪神>◇27日◇神宮

 ヤクルトの新外国人ジョシュ・ホワイトセル外野手(28=ナショナルズ3A傘下シラキュース)が来日2試合連続でお立ち台をゲットした。同点の5回にラッキーな2点適時三塁打を放ち、阪神に連勝。借金はまだ15だが、6月に限れば阪神を抜いて再び首位に立った。

 2日連続のお立ち台に、新外国人選手のホワイトセルが上がった。来日2試合で、お立ち台率は100%。「すごく興奮している。スワローズの一員になったと実感している」とありきたりな感想だが、初々しくコメントした。まだまだ実力のほどは分からないが、新天地での“ツキの太さ”は、本物だった。

 決勝打となった三塁打は、ファウルかアウトかの打球だった。同点で迎えた5回2死一、三塁、カウント1-0から直球を打ち、打球は左翼線の前方に舞い上がった。極端に後ろに守っていた左翼手林が懸命に走ったが間に合わず、フェアゾーンにポトリ。「走りながら落ちてくれと願った」という願いはかなっただけでなく、ダッシュした林は勢い余って転倒。三塁打になり、一塁走者も生還した。

 26日のデビュー戦では1本塁打を含む4打数1安打1打点。今試合では決勝適時三塁打を含む1打数1安打2四球で、打率4割。しかし小川監督代行は「まだ2試合だからこれからだよ。初球をブリッと振りにいかない。選球眼はいいようだけど、まだ(球を)見ているのか狙い球を絞っているのかも分からない」と慎重なコメント。1回の外野フライを危なっかしい動きでキャッチしたように、守備はプロのレベルには達していないようだが、打撃のパワーは満点。チームも1軍合流してから2戦2勝、6月は12勝8敗で単独首位に返り咲いた。ツキの太さでチームの勝利に貢献しているのは確かなようだ。【小島信行】

 [2010年6月28日9時56分

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