ACミラン本田圭佑は自身4度目の「ミラノ・ダービー」で初めて先発したが、勝利に導く働きはできず、不本意な結果に終わった。

 トップ下で攻守のつなぎ役にはなったが、相手ゴールを脅かす場面はほとんどなし。試合後は「お疲れさまでした」とだけ言葉を発し、足早に引き揚げた。

 大一番で起用されるのは、ミハイロビッチ新監督の戦力構想に入っている証拠。ただ、絶対的な存在にはなりきれていない。監督は「中盤でのバランスを探る必要はある」と語る。今後も厳しいポジション争いが続きそうだ。