<陸上:全日本大学駅伝>◇6日◇愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ)

 駒大が5時間15分46秒で3年ぶり9度目の優勝を果たした。2区でトップに立つと、安定した走りで逃げ切った。東洋大はアンカーの柏原竜二主将(4年)が猛追したが33秒差及ばず2位となり、出雲に続く2冠はならず。昨年優勝の早大は3位だった。(タイムは速報値)<1区=14・6キロ>

 第一工大のジュグナが飛び出す。第2集団に100メートル近いリードを付ける。5キロを14分18秒のハイペース。早大の山本は第2集団から後れる。残り1キロで第2集団がスパートし第一工大を捉えた。

 1位は日大、2位東海大、3位駒大、4位明大、5位福岡大、6位第一工大、7位東洋大、8位中大、9位京産大、10位上武大。早大はトップから1分4秒遅れの12位でタスキリレー。<2区=13・2キロ>

 先頭集団は明大、日大、駒大、東海大、東洋大、中大の6校。1区で出遅れた早大はエース大迫が序盤から猛追。7位に付けて後半へ。しかし8キロ過ぎ、1区13位の青学大・出岐に抜かれ8位に後退。疲れたか。

 10キロ通過。駒大が先頭集団から抜け出しトップに。2位に日大。先頭集団がばらけ始める。

 駒大・村山が1位でタスキリレー。23秒遅れで2位日大。3位に10人抜きで青学大、4位明大、5位中大、6位東洋大、7位東海大、8位にトップから54秒遅れで早大、9位上武大、10位京産大。<3区=9・5キロ>

 トップの駒大は油布が落ち着いた走りで首位をキープ。2位に東洋大。8キロ過ぎ、3位グループに早大・矢沢が浮上。

 1位は駒大、59秒遅れて2位東洋大、3位東海大、4位早大、5位中大、6位明大、7位青学大、8位日大、9位上武大、10位京産大。<4区=14・0キロ>

 序盤、早大が単独3位に浮上。2位東洋大、1位駒大を追う展開。

 8キロ通過。1位駒大と2位東洋大の差は1分25秒に広がる。

 駒大・上野が1位をキープしてタスキリレー。1分42秒遅れて2位東洋大、3位早大、4位中大、5位日大、6位東海大、7位青学大、8位上武大、9位明大、10位京産大。<5区=11・6キロ>

 駒大は久我が安定した走りで首位を守った。2位東洋大も田中が懸命の走り。しかし駒大との差は2分8秒に広がった。3位早大。4位中大、5位東海大、6位日大、7位明大、8位上武大、9位青学大、10位京産大。<6区=12・3キロ>

 日差しが強まり、気温20度超、湿度も高くなりランナーには厳しいコンディションに。1位の駒大は1年生の中村、2位東洋大は山本、3位早大は市川の表情も厳しさを増し始めた。

 駒大が1位。5区よりも30秒以上縮めて1分31秒差で2位駒大。3位早大。4位上武大、5位中大、6位日大、7位明大、8位東海大、9位青学大、10位京産大。<7区=11・9キロ>

 駒大が首位を守りアンカーへ。2位東洋大は1分40秒遅れてアンカーの柏原へ。3位早大、4位中大、5位上武大。日大は6位でアンカーのベンジャミンにリレー。7位明大、8位東海大、9位青学大、10位城西大。<8区=19・7キロ>

 東洋大の柏原が序盤から飛ばす。7キロ通過地点で1位駒大との差を24秒縮めた。中間点ではさらに縮め残り約10キロでの逆転を目指す。

 17キロ通過地点での駒大と東洋大との差は約30秒。駒大が逃げ切るか、東洋大の柏原が逆転するか。ゴールまで残り約3キロ。

 駒大はアンカーの窪田が逃げ切り3年ぶり9度目の優勝。2位に東洋大、3位早大、4位日大、5位中大、6位上武大。ここまで来年のシード権。7位東海大、8位に明大。

 ◆出場チーム

 早大、駒大、東洋大、日大、東海大、明大、青学大、帝京大、城西大、中大、日体大、上武大、札幌学院大、北海道大、東北福祉大、新潟大、愛知工大、中京大、京産大、関学大、立命大、広島大、第一工大、福岡大、日本文理大、東海学連選抜、東北学連選抜