ロンドン五輪代表の最終選考会となる陸上の日本選手権が8日、大阪市の長居陸上競技場で開幕する。大会を翌日に控えた7日、今季初戦を迎える男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)や女子で100メートルと200メートルの2冠を狙う日本記録保持者の福島千里(北海道ハイテクAC)ら有力選手が最終調整に努めた。

 晴天の下、リラックスした雰囲気で軽めの練習を終えた福島は「確実にロンドンの出場権を取りにいきたい」と笑顔で宣言。男子100メートルで4月に日本歴代5位の10秒08を出した新鋭、山県亮太(慶大)は右脚故障も回復し「いい時の感覚が残っているので大丈夫だと思う」と意気込んだ。